観測について
現在惑星班では主に眼視(目で見ること)によるスケッチ観測と画像撮影を行っています。 それぞれについての詳しい説明は以下の通りです。
スケッチ観測
スケッチ観測では望遠鏡を使って直接惑星を目で見てスケッチを取ります。
用意する器材は写真の通り望遠鏡、モーター追尾のできる赤道儀です。
後はスケッチ用紙と筆記具(鉛筆がベスト)があれば誰でも可能です。
もっとも慣れないうちはあまり模様を見ることはできませんし、
慣れるのには少し時間がかかりますが。
1枚書くのにはそれなりに時間がかかりますが、
とりためれば惑星の表面の地図を作ることも可能です。
大きな写真はこちらから(別ウィンドウ)
このスケッチは2009年10月18日21時4分に東海大学湘南校舎で10年度惑星班長が取った木星のスケッチです。
大きなスケッチはこちらから(別ウィンドウ)
画像撮影
星の写真を撮るときは一眼レフカメラを使うと思われるかもしれませんが、
惑星の表面の模様を撮影しようとすると一眼レフカメラではかなり難しいです。
そこで使われるのが冷却CCDカメラや動画撮影用のカメラです。
冷却CCDカメラはかなりお高い(100万ぐらいする)ので、
よく使われるのはUSBでパソコンにつないで使用するWEBカメラです。
写真のようにスケッチの時にはアイピース(望遠鏡の接眼レンズ)を取り付けていた部分に
このように延長筒などを取り付けます。
Webカメラをパソコンにつないで動画を撮影したら、
ソフトを使って動画のコマ1枚1枚を重ね合わせます。これで完成です。
設定などが細かくありますが、毎回条件が違うので、そのときそのときで試しながらやります。
火星は2009年10月11日4時15分に土星は2009年3月2日20時55分に月は2009年10月11日5時27分に撮影されたものです。
大きな画像は火星
土星
月それぞれからどうぞ。(別ウィンドウ)